宮沢賢治の生い立ちと、代表作9選まとめ!【作品のあらすじあり!】

宮沢賢治の生い立ちってどんな感じなの?

宮沢賢治の作品を知りたい!

という方に向けて、この記事では宮沢賢治の生い立ちと、代表作9選について紹介していきます!

それでは見ていきましょう!

宮沢賢治の生い立ち

宮沢賢治は、1896年(明治29年)8月27日、稗貫郡花巻川口町(現花巻市豊沢町)にて長男として誕生しました。

宮沢賢治は、詩人や童話作家、教師など幅広く活躍されていましたが、37歳という若さで病によって亡くなってしまいます。

しかし、後世に名を残すほどの名作を数多く生み出しており、多くの書籍に宮沢賢治に関することが掲載されています。

宮沢賢治の代表作9選

1. 銀河鉄道の夜

『銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治の童話作品であり、代表作の1つです。

本作品は、少年ジョバンニと友人のカムパネルラとの旅を描いた物語です。

銀河鉄道の夜のあらすじ

貧しい家庭環境のもとで生まれ育った主人公のジョバンニは、アルバイトに追われる毎日で学校の勉強に集中できませんでした。

そんな矢先、お祭りを楽しんでいる同級生の後をつけてみたジョバンニは、不思議な体験をしたのです。

2. 風の又三郎

『風の又三郎』は、1934年宮沢賢治が亡くなった翌年に発表された短編小説です。

小学校に転校してきた「風の神の子」と疑念を抱かれる少年を描いた作品です。

風の又三郎のあらすじ

ある風が強く吹いている日、谷川の岸にある小さな小学校に不思議な少年が転校してきました。

どうやら、その少年は「風の神の子」ではないかと疑われますが、次第に受け入れられていき不意に去っていくのです。

3. 注文の多い料理店

『注文の多い料理店』は、宮沢賢治の初期時代における代表作であり、2人が山奥で見つけたある料理店での恐ろしい出来事が描かれた作品です。

教科書にも掲載されるほど、有名な作品であるため、1度は耳にしたことがある作品となっています。

注文の多い料理店のあらすじ

ある時、2人のハンターが山奥の途中にあった西洋料理店を目にしました。

そして、中へ入ってみると化け物のオーナーが出迎え、客自身を料理するという末恐ろしい料理店だったのです。

4. オツベルと象

『オツベルと象』は、1926年、宮沢賢治の短編童話として雑誌「月曜」にて掲載されました。

小・中学校の国語の教科書の題材として掲載されることが多い本作品は、宮沢賢治の代表作の1つです。

オツベルと象のあらすじ

ある日のこと、地主であるオツベルの元に白くて大きな象が来ました。

オツベルは、皮肉さからその象を騙して過酷な労働を課せました。

次第に弱っていく象はそんな矢先、仲間に手紙を書き、オツベルの元へ押し寄せていくのです。

5. セロ弾きのゴーシュ

『セロ弾きのゴーシュ』は、宮沢賢治の童話作品で、楽団でチェロを担当するチェリストが、あらゆる動物たちと交流を巡り、演奏をしていく作品となっています。

セロ弾きのゴーシュのあらすじ

ある街の楽団でセロ(チェロ)を担当しているゴーシュがいました。

しかし、彼は音楽発表会に向けて練習をしていたが、一向に上手くならないのです。

その後も、一生懸命に練習していると三毛猫が「シューマンのトロメライを弾いてごらんなさい」とやってきました。

6. やまなし

『やまなし』は、1923年4月8日、宮沢賢治の短編童話であり「岩手毎日新聞」に掲載された作品です。

宮沢賢治の生前間もない作品はあまり多くないため、知る人ぞ知る作品の1つです。

やまなしのあらすじ

ある川底で2匹のカニの兄弟が話をしていました。

その水中では、魚が下流の方へいき、食べられてしまう光景に「クラムボン」は上の方で笑っているのです。

それを見たカニの兄弟は恐怖に震え、父親曰くカワセミが魚を捕食したとのことでした。

7. どんぐりと山猫

『どんぐりと山猫』は、1924年に刊行された「注文の多い料理店」に収録されている作品です。

宮沢賢治の初期時代における作品であるため、当時はあまり評価されていませんでした。

どんぐりと山猫のあらすじ

主人公のかねた一郎は、ある秋の土曜日に山猫から1通の手紙を受け取りました。

その内容とは「裁判をするから来てほしい」と綴られており、次の日に一郎は山猫の元へ足を運びました。

8. 雪渡り

『雪渡り』は、宮沢賢治が執筆した創作の童話作品です。

子どもたちと狐の交流を巡る物語となっています。

雪渡りのあらすじ

ある雪の降り積もった日、四郎とかん子は森で狐をからかう歌を歌っていました。

その最中に狐がやってきて、2人に黍団子を勧めてきましたが、かん子がそれは兎のくそであると発してしまいました。

9. よだかの星

『よだかの星』は、1921年、宮沢賢治の短編小説(童話)として執筆されていましたが、没年の翌年である1934年に発表された作品です。

本作品の内容は1羽の鷹のお話です。

よだかの星のあらすじ

主人公のよだか(夜鷹)は、何とも醜い鳥でした。

他の鳥や鷹にバカにされ、失意の日々を過ごしていた彼は兄弟に別れを告げ、旅立つのです。

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