テレビなどでサッカーの試合を見ていて、「フォワード」や「ディフェンダー」といった言葉を耳にすることはありませんか?
なんとなく聞いているけれど、どんなものかと聞かれたら意外にわからないかも・・・
今回は、サッカーのポジションについて調べてみたので、一緒に学んでいきましょう!
もくじ
サッカーのポジション
サッカーは、1チーム11人で行い、2チームが1つのボールを使って互いのゴールに蹴り入れるスポーツです。
制限時間内により多くのゴールを決めたチームの勝利となります。
チームの中で1人はゴールを守り、残り10人で攻撃や守備を行います。
各選手の立ち位置や役割のことをポジションと言います。
サッカーには大きく分けて、4つのポジションが存在します。
- ゴールキーパー(GK)
- ディフェンダー(DF)
- ミッドフィルダー(MF)
- フォワード(FW)
それぞれのポジションの位置や役割を見ていきましょう。
ゴールキーパー (GK)
ゴールキーパーは、自分のチームのゴールを守る役目であり、チームで唯一手を使ってボールを触ることができます。
ゴールを守ること以外にも、味方チームに指示を出したり、ボール回しをしたり、司令塔としての役割も担っています。
手足の長さ、身長、瞬発力やリーダー性が求められるポジションです。
代表的な選手は、川島永嗣選手です。
ディフェンダー (DF)
ディフェンダーは、主にゴールキーパーの前で、相手の攻撃を防ぎます。
ディフェンダーは、バックとも呼ばれ、中央付近を守るセンターバック(CB)とサイドからの攻撃を守るサイドバック(SB)というポジションに分かれます。
代表的な選手は、長友佑都選手と内田篤人選手です。
ミッドフィルダー (MF)
ミッドフィルダーは、ディフェンダーの前に位置し、コントロール・守備・攻撃を行います。
ミッドフィルダーはハーフと呼ばれることもあり、センターハーフ(CH)とサイドハーフ(SH)というポジションに分かれます。
攻撃時にはパス回しの中心となり、フォワードの選手にシュートのアシストを行ったり、時には自らシュートするなど攻撃を組み立てます。
守備時には、相手チームのミッドフィールダーをマークしたり、パスカットをしたり、様々な役割を担います。
代表的な選手は、遠藤保仁選手と本田圭佑選手です。
フォワード (FW)
フォワードは、ミッドフィルダーのさらに前、チームの最前線に位置し、得点をとるポジションです。
フォワードは、トップとも呼ばれ、チームの戦術によってフォワードが1人の場合は「ワントップ」、2人だと「ツートップ」、3人では「スリートップ」と言います。
フォワードの中でも中央に位置するセンターフォワード(CF)や両サイドのウィング(WG)などがあります。
フォワードは得点するだけでなく、相手選手に対して積極的に守りに行ったり、パスコースを遮ったりもします。
代表的な選手は、大迫勇也選手や岡崎慎司選手です。
基本的なポジションの他にも、試合の中でよく耳にすることのあるポジションを紹介します。
ボランチ
ボランチとは、ミッドフィールダーの中で、ディフェンダーよりの守備的な役割を担うポジションです。
2人でダブルボランチ、3人でトリプルボランチと1人とは限りません。また、ボランチがいない場合もあります。
またボランチはチームの司令塔の役目もあり、相手チームからは厳しくディフェンスされます。
代表的な選手は、遠藤保仁選手や長谷部誠選手です。
シャドーストライカー
シャドーストライカーはその名の通り「影のストライカー」であり、センターフォワードの後方にいて、ゴールを狙っています。
こぼれ球をシュートしたり、ミッドフィールダーからのスルーパスに反応して得点を決めたり、シュート力や俊敏性を求められます。
代表的な選手は、香川真司選手や南野拓実選手です。
フォーメーションについて
さて、これまで主なポジションを紹介してきましたが、各ポジションの機能を十分に発揮するためには、ゴールキーパーを除く3つの基本ポジション(ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード)の選手たちをどのように配置するかということが、チームの戦術として重要になってきます。
この配置のことをフォーメーションまたはシステムと言います。
サッカーの試合の解説で「今日の日本のフォーメーションは4−4−2」などと数字3つで表しているのを聞いたことがありませんか?
この数字は、各ポジションの人数を表しています。
ゴールキーパーを抜いて守備側から並んでいます。
つまり、「4−4−2」であれば、「ディフェンダー4人、ミッドフィルダー4人、フォワード2人」となります。
相手チームや戦い方に合わせて、攻撃型か守備型か、またはバランスよくいくのかなど、使い分けているのですね。
まとめ
以上、今回はサッカーのポジションについてまとめてみました。
2022年は7月にEAFF E-1サッカー選手権、11月にFIFA ワールドカップが開催されます。
テレビでサッカーの試合やニュースを見る機会が多いのではないでしょうか。
この記事でサッカーの仕組みに少しでも興味をもった方は、ぜひサッカーの試合を観戦してみてください!