哲学者ってどんな人がいるの?
有名な哲学者ってどんなことをしたの?
という方に向けて、以下のことを説明していきます!
- どんな哲学者がいるのか
- 有名哲学者が行ったこと
それでは見ていきましょう!
もくじ
今回紹介する哲学者一覧
以下が、今回紹介する13人の哲学者です!
()内は出身地です。
- デカルト(フランス)
- ソクラテス(古代ギリシア)
- カント(ドイツ)
- プラトン(古代ギリシア)
- ニーチェ(ドイツ)
- サルトル(フランス)
- アリストテレス(古代ギリシア)
- キェルケゴール(デンマーク)
- ヘラクレイトス(古代ギリシア)
- 西田幾多郎(日本)
- ホッブズ(イギリス)
- パスカル(フランス)
- ルソー(フランス)
デカルト
デカルトは、1596年から1650年に生きたフランス人の哲学者です。
デカルトは、近世哲学の父とされ、「我思う、故に我あり」の命題により哲学の第一原理を確立しました。さらに物心二元論を展開しました。
また、デカルトは解析幾何学の創始者でもあります。
デカルトの著書には、「方法序説」や「哲学の原理」、「人間論」などがあります。
ソクラテス
ソクラテスは、紀元前470年頃から紀元前399年に生きた古代ギリシア人の哲学者です。
ソクラテスは、哲学の分野にある「人はどういきるか」、「正しい行いはどういうものか」等を研究する倫理学の道を切り拓きました。
ソクラテスは、書物を著さなかったため、弟子のプラトンが著した「ソクラテスの弁明」や、やはり弟子のクセノポンの「ソクラテスの思い出」などが参考文献としてのこっています。
カント
カントは、1724年~1804年に生きたドイツの哲学者です。
カントは、哲学とは「人間とは何か」を追求する学問であると位置付けました。
デカルトを代表とする古典的理性主義から啓蒙敵理性主義へとコペルニクス敵転回と呼ばれる大転換をしました。
カントの著書には「純粋理性批判」「実践理性批判」「人倫の形而上学」等があります。
プラトン
プラトンは、紀元前427年~紀元前347年に生きた古代ギリシャの哲学者です。
プラトンは、ソクラテスの弟子で、アリストテレスの師にあたり、西洋哲学の基礎を作った人物です。
「この世に実在するあらゆるモノの本質はイデアである」とするイデア論を展開しました。
プラトンの著作は、「饗宴」「国家」等があります。
ニーチェ
ニーチェは、1844年~1900年に生きたドイツの哲学者です。
ニーチェの実存主義とは、「私たちは、どのように生きるべきか」との問いに対して、人間は既存の「価値」を破壊し、新たな「価値」を作り出す「超人」となるべきだと答える思想です。
ニーチェの著作は、「力への意思」「ツァラトゥストラはこう語った」「この人を見よ」等があります。
サルトル
サルトルは、1905年~1980年に生きたフランスの哲学者です。
サルトルの思想は実存主義によるもので、今生きている自分自身の実存を中心とするものであり、特にサルトルのものは、無神論的実存主義と呼ばれています。
サルトルの著作は、「存在と無」「実存主義とは何か」等があります。
アリストテレス
アリストテレスは、紀元前384年~紀元前322年に生きた古代ギリシャの哲学者です。
アリストテレスはプラトンの弟子で、多くの学問や科学分野の基礎を築きました。
万学の祖とも称され、具体的かつ現実的な事実から普遍的なものを捉えるという手法を唱えました。
アリストテレスの著作は、「自然学」「形而上学」等があります。
キェルケゴール
キェルケゴールは、1813年~1855年に生きたデンマークの哲学者です。
キェルケゴールは、現代実存哲学の創始者です。
その実存思想は、自己を見失った生き方を神への信仰によって自分らしく生きることへと飛躍させることを目指したものです。
キェルケゴールの著作は、「死に至る病」「不安の概念」等があります。
ヘラクレイトス
ヘラクレイトスは、紀元前540年頃~紀元前480年頃に生きた古代ギリシャの哲学者です。
ヘラクレイトスは、万物の根源を「永遠に生きる火」とし、全ては永遠に生滅、変化し(万物流転)、あらゆる動と生は対立者の相克から生まれる(戦いは万物の父)と説いた。
アリストテレスの著作と言われる「自然について」は現存せず、断片のみ伝わる程度です。
西田幾多郎
西田幾多郎は、1870年~1945年に生きた日本の哲学者です。
西田哲学は日本初の独創的哲学と称されました。仏教思想と西洋哲学をより根本的な地点から融合させようとしました。
西田幾多郎の著作は、「善の研究」「無の自覚的限定」等があります。
ホッブズ
ホッブズは、1588年~1679年に生きたイギリスの哲学者です。
ホッブズは、機械論的世界観の先駆的哲学者の一人であり、唯物論の先駆的思索を行った哲学者の一人でもあります。
また、人工的国家論の提唱と社会契約説により、近代的な政治哲学理論と基礎づけた人物として知られています。
ホッブズの著作は、「リヴァイアサン」等があります。
パスカル
パスカルは、1623年~1662.年に生きたフランスの哲学者です。
有名な「人間は考える葦(あし)である」とは、人間は自然の中では矮小な生き物に過ぎないが、考えることによって宇宙を超える、というパスカルの哲学者としての宣言と言われています。
パスカルの著作は、「パンセ」があります。
ルソー
ルソーは、1712年~1778年に生きたフランスの哲学者です。
ルソーは、近代的な社会契約説の論理を提唱した哲学者の一人として知られています。
「個人の私的利益を追求する意思は、社会全体でみると不平等を生みかねない。人それぞれが公共の利益を求めることで自由と平等が保障される」というのがルソーの考えです。
ルソーの著作は、「社会契約論」「エミール」「人間不平等起源論」などがあります。
まとめ
今回は哲学者について紹介していきました!
紀元前の考え方が今にでも通ずるものがあると考えると、考え方を身につけることの重要性が分かりますね!
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのも多神教的発想なのでは。