
いや5時から男なんでメンゴ。(いや、定時で帰るすまん。)
むかしむかし、電話の前で座っているだけでお給料が20万円の時代がありました。
若者はみな景気に浮かれて不思議な流行り言葉で話しておりましたとさ。
今となっては泡のように消えてしまった言葉たちをいくつか見てみましょうか。
この記事では最近聞かなくなった死語(言葉)についてご説明します。
もくじ
若者はもう使わない?最近聞かなくなった死語(言葉)の一覧

以下が、最近は使われていない死語です!
- アウトオブ眼中
- うっそぴょーん
- ナンノこれしき
- MK5
- チョベリグ、チョベリバ
- よっこいしょういち
- 〜選手
- アッシー、メッシー、ミツグくん
- キープくん、キープちゃん
- なるへそ
- 叩いてみれば?
- 花金
- パカパカタイプ
それではひとつひとつ見ていきましょう!
アウトオブ眼中
相手に対して自分の眼中にないという意味の言葉。
好きな人にアウトオブ眼中されると涙ちょちょぎれまる斉藤ぴえんどすこいのすけですね。
うっそぴょーん
「嘘だよ」の意味。
冗談で相手を信じ込ませたあとに言う言葉。
え?信じたの?今の話を??とヘラヘラ笑いながら煽り気味に使うのが正しい用法。
ナンノこれしき
南野陽子さんのニックネームが「ナンノ」で、本人もこのままのタイトルでラジオ番組をもっていた。
言葉の意味はそのままに、似てもいない南野陽子さんの言い方で言う仕様。
MK5
「マジで切れる5秒前」の略語。
広末涼子ちゃんの「マジで恋する5秒前」になぞらえていろいろな5秒前がありました。
チョベリグ・チョベリバ
とにかく良いことを表す超ベリーグッド、とにかく悪いことを表す超ベリー・バッドの略語
なんでもかわいいと言う人がいるように、この2言で済ませる人がいました。
よっこいしょういち
体を起こしたり、重いものを持ち明けたりする時にうっかり言ってしまう「よっこいしょ」に終戦後28年間もグアム島でひとり潜伏していた横井庄一さんの名前を合わせたダジャレ。
類似といっていいのか「ごめんチャイチャイチャイニーズ」というのもありました。
〜選手
相手がとくになんの選手でもないのに呼びかけるとき「〜さん」「〜くん」ではなくこう話し出す。
70年代後半~80年代前半が青春だった層がよく言い合ってじゃれていた。
類似に「先生」がある。
アッシー、メッシー、ミツグくん
アッシーはポルシェで送迎をしてくれる人。
メッシーは六本木や銀座でお寿司を奢ってくれる人。
ミツグくんはエルメスを欲しいだけ買ってくれる人。
女の子がお財布を持たなくて良かった時代の言葉。
キープくん、キープちゃん
本命の好きな子が遊んでくれないときに呼んでもらえる人。
本命がいる相手を受け入れて片思いする自分はキープだと思っていたらサードの場合もある。
なるへそ
「なるほど」と相手の意見を受け入れるときに使う。
「なーるへそ」「なるへそー」「なるへー(なるほどー、へー。)」の派生もありました。
叩いてみれば?
にわかに信じがたい話ですが昔の家電製品、とくにテレビやラジカセの類は叩くと直っていたのです。
調子か悪くなるとたとえ客人の前だろうと「ちょっと失礼。」とわりとライトにそれぞれのご家庭で叩かれていました。
華金
次の日は土曜日だ!休みだ!仕事終わったら「飲むぞ!」「歌うぞ!」「踊るぞ!」「遊ぶぞ!」「合コンだー!」「デートだー!」というワクワクをこの世の花となぞらえて「華の金曜日」とした略語。
はなきんデータランドというランキング番組(金曜に放送)もあり、声優のビジュアルが注目されるきっかけを作りました。
パカパカタイプ
携帯電話の機種で二つ折りのパカッと開ける機種や、ダイヤルプッシュボタンの部分がフラップで閉じられており、パカッと開けて電話する機種があり、自分の携帯電話を説明するときに「パカパカタイプのケータイ」と言いあらわしました。
まとめ
街ゆく人々がとっても軽薄で、とっても自由に飛んでそうな時代の言葉でしたね!
しかし今も昔も若者というのは、考えてみると楽しみ方も悩み事もそんなに変わらないのではないでしょうか。
同じような時間があって、同じように大人になっていくなら、自分はちょっとでもいい大人になりたいですね。
いま私たちがよく耳や口にしている言葉が数十年後、どのように振り返り語られるのか楽しみです。
お前、24時間戦えるか?(お前、残業できるか?)