夏目漱石の代表作9選と、生い立ちを紹介!【あらすじあり】

夏目漱石の生い立ちってどんな感じなの?

夏目漱石の作品を知りたい!

という方に向けて、この記事では夏目漱石の生い立ちと、代表作9選について紹介していきます!

それでは見ていきましょう!

夏目漱石の生い立ち

夏目漱石は、1867年(慶応3年)2月9日、江戸牛込馬場下横町(現:新宿区喜久井町)にて誕生しました。

本名は夏目金之助であり、数台前からの名手の元で生まれた彼は、誕生の翌年に江戸が崩壊しそうな事態に陥りました。

そんな彼は、家庭環境によって何度も学校を転校することとなり、彼が17歳のとき、転機が訪れました。

それが後に影響を与える正岡子規との出会いなのです。それ以降、彼の躍進は止まりませんでした。

夏目漱石の代表作9選

1. 吾輩は猫である

『吾輩は猫である』は、夏目漱石の代表作の1つであり、「吾輩は猫である。名前はまだない。」という書き出しは、皆さん1度は聞いたことがあるフレーズですね。

吾輩は猫であるのあらすじ

主人公は、生まれてすぐ人間に捨てられました。

しかし、生きるために闇雲に歩んだ先は、ある先生の家に迷い込んだのです。

初めは、一度捨てられた記憶から人間を警戒しますが、やがて人間に憧れを抱いていく。

2. 坊っちゃん

『坊っちゃん』は、夏目漱石による中編小説であり、教科書にもよく掲載されている作品です。

松山中学校に在任していた当時の様子を背景とした作品で、夏目漱石の代表作でもあります。

坊ちゃんのあらすじ

幼い頃から周囲と折り合いをつけることが苦手だった1人の青年が、四国の松山で教師生活を送ることになります。

しかし、彼の周りではどたばたな事件が連続的に発生してしまい、己を信じて奮闘するが、、、

3. 草枕

『草枕』は、1906年(明治39年)に「新小説」にて発表された作品です。

那古井温泉(小天温泉がモデル)を舞台に、夏目漱石の世界観を感じられる作品となっています。

草枕のあらすじ

時は、日露戦争の時代、1人の30歳の洋画家は山へ向かっていました。

その最中、美しい女性の那美に出会い、「今まで見た女性のうち、最も可愛い」と彼は感じたのです。

4. こころ

『こころ』は、夏目漱石の長編小説であり、代表作の1つです。

1914年4月20日から8月11日まで『朝日新聞』で連載され、教科書にも掲載されるほど、知っている方も多い作品です。

こころのあらすじ

大学を卒業後、帰省した私のもとに1つの遺書が届きました。その遺書は、先生の生涯を打ち明ける内容でした。

先生は学生時代、友人のKと同居しており、Kの恋を妨げようと試みました。

5. 三四郎

『三四郎』は、夏目漱石の長編小説であり、1908年に「朝日新聞」に9月から12月にかけて連載された作品です。

三四郎と1人の女性との物語を描いた作品で、夏目漱石の代表作でもあります。

三四郎のあらすじ

九州から上京しにやってきた三四郎は、見るもの全てが新しい世界でした。

そんなある日、三四郎の元に1人の女性里見美禰子に出会い、だんだん彼女に惹かれていく三四郎。

それからいくつもの不安や戸惑いが、、、

6. それから

『それから』は、1909年6月27日から10月14日まで、「朝日新聞」に連載された作品で、「三四郎」「それから」「門」による前期三部作となっています。

それからのあらすじ

主人公の長井代助は、三十になっても定職に就かず、実家で悠々と暮らしていました。

そんな長井が友人の平岡の妻である三千代との再会から、妙な出来事と運命に変わっていきます。

7. 文鳥

『文鳥』は、1908年に発表した夏目漱石の短編小説の1作です。作中の自分が文鳥を飼うところから綴られた作品で、文鳥の死を境に心情変化が見られます。

文鳥のあらすじ

主人公は、知人の三重吉に勧められた文鳥を飼うことにしました。

飼った最初の頃は、きちんと世話をしていたが、肝心の小説を書くことに集中するあまり、2日ほど世話を放置した結果、文鳥は死んでしまうのです。

8. 門

『門』は、夏目漱石の前期三部作の1作で、「それから」の続編となる長編小説となっています。

主人公の野中宗助と御米との物語で構成されおり、テレビドラマ化もされています。

門のあらすじ

親友である安井を裏切ってしまう宗助は、妻の御米(およね)と2人で、静かで平凡な生活を過ごしていました。

そんな宗助は、大学を中退し広島で生活していましたが、そんな矢先に宗助の父親が亡くなり、財産処分を祖父の佐伯が引き受けることになったのです。

9. 行人

『行人』は、1912年から1913年にかけて連載された作品で、「友達」「兄」「帰ってから」「塵労」の4編から成り立っています。

そして、夏目漱石の後期三部作の2作目です。

行人のあらすじ

主人公である一郎は、学問に優れていましたが、学問だけを生きがいとしていたとも言える男でした。

そんな彼は、妻や両親、親族から敬遠され続け、苦しみながらも我を通してきたため、「心」という存在を失いつつありました。

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