【平成・令和の作家と作品一覧】ぜひ読みたい現代の作家20人の代表作について!【まとめ】

みなさん、小説は読んでいますか?

好きな世界に入り込んで、主人公と一緒にハラハラしたりドキドキしたり感動したり。

いつでもどこでもお手軽に楽しめるなんて!読書っていいですよね。

今回は、普段小説を読まない方でも知っておきたい現代の小説作者と作品を紹介します。

この記事を読んで、面白そう!!読んでみたい!!と思う作品に出会っていただけたら幸いです。

作者と作品名を知っているだけでも、職場や学校での会話の糸口になりますよね。

どれも話題となった作品です。作者と作品の魅力を紹介します。

平成・令和の作家20選

それでは、平成・令和時代の代表作家20選です。

なお、今回は小説作家に限定しています。

紹介は順不同です。代表作は筆者の独断で選定しました。

東野圭吾/ガリレオシリーズ

東野圭吾さん。現代のミステリー作家といえば一番に東野圭吾さんの名前があがるのではないでしょうか。

多くの作品が映画化、ドラマ化されています。東野圭吾さんの作品はテンポが良く誰にでも読みやすいのが魅力です。

「ガリレオシリーズ」は「容疑者Xの献身」、「真夏の方程式」、「沈黙のパレード」等10作品が刊行されています。

ガリレオこと物理学教授 湯川学が主人公のミステリー小説で、最先端科学や専門知識を使ったトリックを解き明かしていきます。

村上春樹/ノルウェイの森

村上春樹さんの作品は心理的な描写や抽象的な表現が多用されている所が魅力です。

村上春樹さんの熱狂的なファンを「ハルキストと呼びます。ハルキスト達は村上春樹さんのノーベル文学賞受賞を心待ちにしています。

「ノルウェイの森」は上下巻で構成され、上下巻の累計発行部数は1000万部を超えています。主人公であるワタナベが昔の友人の恋人直子と再会し、その後の二人の関係を主軸に物語が進んでいきます。

タイトルとなっている「ノルウェイの森」とはビートルズの楽曲で物語のキーとなっています。

伊坂幸太郎/殺し屋シリーズ

伊坂幸太郎さんの作品は叙述トリックが多く使用されています。

叙述トリックとは読者に巧みな仕掛けを用いてミスリードへ導く技法です。また個性的な登場人物の軽快な会話が魅力です。

殺し屋シリーズには「AXアックス」、「グラスホッパー」、「マリアビートル」があります。

シリーズといわれていますが、毎回殺し屋は同じ人物ではありません。「AXアックス」は殺し屋とその家族の物語です。

宮部みゆき/ソロモンの偽証

宮部みゆきさんの作品はクセがなく読みやすいので幅広い年齢層から支持されています。ミステリー作品が多いですが、他にも時代小説、ファンタジーも執筆しています。

「ソロモンの偽証」は2000ページ以上に及ぶ長編小説です。ある中学生の転落死から校内裁判に至り、真実が明らかになっていく物語です。

ソロモンとは旧約聖書に登場する王のことで、タイトルは権力のある者・組織の嘘を表しています。

湊かなえ/告白

湊かなえさんは読み終わった後に嫌な気持ちになるミステリーが多く、「イヤミスの女王」と呼ばれています。

衝撃のラストをむかえる作品が多く、ゾクゾクしながら読み進めていく所に魅力を感じる人が多くいます。

「告白」は湊かなえさんのデビュー作です。中学卒業式の日、担任教師が娘の死について語り始めていきます。担任は娘の死についての真相を知り、復讐が成し遂げられていきます。

重松清/とんび

重松清さんの作品は身近な日常を切り取ったようなリアル感のある作品が多くあります。つらい現実を突きつけられる主人公に涙してしまう読者が多くいます。

小中学生向けの作品もあり、誰にでも読みやすい表現で書かれています。

「とんび」は瀬戸内海にある町を舞台に父と子の絆を描いた作品です。妻を亡くし、様々な苦労がありつつも真っ直ぐに息子を育てていく姿に感動することでしょう。

タイトルの「とんび」はとんびが鷹を生むということを表しています。

恩田陸/夜のピクニック

恩田陸さんは、ホラー、ミステリー、青春、コメディ等多くのジャンルの作品があります。幻想的な世界観に引込まれていくのが魅力です。

「夜のピクニック」は高校生活最後の行事である歩行祭での様子を描いた作品です。夜に歩くという特別感のなか、高校生たちの思いが絡み合っていくことになります。

恋愛小説ではないけれど青春を感じられる作品です。

池井戸潤/半沢直樹シリーズ

池井戸潤さんは金融界や経済界を舞台とした作品が多くあります

銀行や企業で働く人々の想いを描き、読者が感情移入できるような作品となっています。

「半沢直樹シリーズ」はドラマの印象が強い人もいると思います。大手銀行員の半沢直樹が企業内外の圧力や逆境と戦っていく作品となっています。

勧善懲悪で描かれており、読んだ後にスカッとした気分にさせてくれます。「オレたちバブル入行組」からはじまり、5作品が刊行されています。

横山秀夫/クライマーズ・ハイ

横山秀夫さんは警察小説を多く執筆しています。

手に汗握る展開もさることながら、重厚な人間ドラマも魅力です。

「クライマーズ・ハイ」は元新聞記者だった横山秀夫さんが実際に取材した事件を元に描かれています。

ジャンボ機墜落事件を軸に、地方紙新聞記者である主人公の葛藤や思いが描かれています。

有川浩/阪急電車

有川浩さんの作品はテンポが良く、読みやすい文章で書かれています。恋愛小説も多くあり、特に若い女性からの人気を集めています。

「阪急電車」は乗り合わせた電車内の出来事を描いた短編集です。

偶然に出会った人々のふれあいを描き、ほのぼのとした物語です。1話ごとに完結していますが、他の章への伏線も込められています。

百田尚樹/海賊とよばれた男

百田尚樹さんの作品は感動作が多くあります。ハンカチなしには読めないといわれています。感動作とは別に「モンスター」など人の内面の黒い部分を描いた作品もあります。

「海賊とよばれた男」は出光興産の創業者をモデルに商店から大企業に成長するまでの過程を描いています。日本が戦後の失意の中、店主は企業の再建に挑みます。

海堂尊/チーム・バチスタの栄光

海堂尊さんは作家でありながら医師としても活躍しています。

自身の経験に基づきリアルに描かれた医療ミステリーが多くあります。ノンフィクション作品も多く執筆しています。

「チーム・バチスタの栄光」、バチスタとは心臓移植の代替医療のことです。バチスタ手術中の謎の連続死について、外来医と厚生労働省の役員がコンビを組んで真相を追うミステリーです。

誉田哲也/姫川玲子シリーズ

誉田哲也さんの多くの作品は女性を主人公としており、作中のカッコイイ女性像に憧れや魅力を感じるファンが多くいます。

警察小説だけでなく、青春小説やハードボイルド系など多くのジャンルの作品があります。

「姫川玲子シリーズは」「ストロベリーナイト」、「シンメトリー」などが刊行されています。警視庁捜査一課の警部補 姫川玲子が難事件を解決していくサスペンスです。凶悪犯罪の事件の描写と個性ある登場人物が魅力です。

柚月裕子/孤狼の血シリーズ

柚月裕子さんの作品には極道小説やヤクザ小説が多くあります。社会問題を扱うと共に、登場人物の細かい心理描写が魅力となっています。

「孤狼の血シリーズ」は「孤狼の血」、「凶犬の眼」、「暴虎の牙」の三部作となっています。新人刑事とヤクザと癒着の噂がある刑事のコンビを主人公に、警察と暴力団との争いを描いています。

玄月/陰の棲みか

玄月さんは在日朝鮮人であり、現在は大阪芸術大学客員教授も務めています。

「陰の棲みか」は大阪にある集落を舞台に、在日朝鮮人である老人を主人公とした物語です。過去に集落で起こった悲しい事実が徐々に明らかになっていきます。

辻村深月/かがみの孤城

辻村深月さんの作品は人間模様を深く描き、心を揺さぶられるものが多くあります。作品間のリンクが多いことも魅力の一つとなっています。

辻村さんはドラえもん愛が強く、2019年「ドラえもん のび太の月面探査記」の脚本を担当したことでも話題となりました。

「かがみの孤城」は学校で孤立していた主人公が、鏡の世界に入り込み、そこで似たような境遇の7人の人と出会うというファンタジーです。人間関係を考えさせられる作品です。

又吉直樹/火花

又吉直樹さんはお笑い芸人としても活躍している作家です。お笑い芸人としては初の芥川賞を受賞しました。悲しい場面でも笑えてしまうような描写が魅力です。

「火花」はお笑い芸人の在り方を描いた作品です。夢と厳しい現実にぶち当たった苦悩を描いています。

歌野晶午/葉桜の季節に君を想うということ

歌野晶午さんはミステリー作品を多く執筆しています。多くの伏線が張られており、結末を知った後でも、何度も読み返したくなるような作風が魅力となっています。

「葉桜の季節に君を想うということ」は元私立探偵が自殺を図った女性を助けたことをきっかけに展開していくミステリー作品です。

思いもよらない結末に、もう一度確認してみようと読み返す人が多くいるでしょう。

住野よる/君の膵臓をたべたい

住野よるさんの作品はタイトルが特徴的で読者の興味を惹きつけます。切ない青春小説が多くの若者から支持を得ています。

「君の膵臓をたべたい」は元々小説投稿サイトに応募された作品でした。出版社の目にとまり書籍化されました。

男子高校生を主人公に、膵臓病を煩ったクラスメートとの交流を描く青春小説です。

西尾維新/物語シリーズ

西尾維新さんの作品は個性豊かな登場人物が魅力です。独特の世界観や言葉遊びを多用した表現で人気を博しています。

「物語シリーズ」は女子高校生の主人公がさまざまな怪異に出会うファンタジー小説です。テンポ良く進み、一気に読み終える人も多くいるでしょう。「化物語」、「偽物語」などがあります。

まとめ

現在でも人気のある作品を中心に、平成・令和の作家をご紹介しました。

話題作は映画化・ドラマ化したものが多く、映画やドラマは観たことある!!という人も多いのではないでしょうか。

原作を読めば、また違った面白さを発見できるはずです。

気になった作者や作品があれば、ぜひ、読んでみて下さいね。

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