【とんでもございませんは間違い?】誤用の多い言葉の紹介とその活用例について!【まとめ】

皆さんは、日常で、誤った言葉が使われていることをご存知ですか?

この記事は、

誤用の多い言葉を知っておきたい!

誤用の多い言葉の正しい使い方を知りたい!

というニーズに応えることができます!

それではみていきましょう!

誤用の言葉一覧

以下が今回紹介する誤用の多い言葉一覧です!

  • とんでもございません
  • 琴線に触れる
  • 敷居が高い
  • 二の舞を踏む
  • なし崩し(済し崩し)
  • 「及第点」と「次第点」
  • 失笑
  • 姑息
  • 「的を射る」と「的を得る」
  • 御の字
  • すべからく
  • やぶさかではない(吝か)
  • 破天荒
  • したたか(強か)
  • 佳境
  • 杞憂
  • 二つ返事
  • 割愛

誤用の言葉の詳細説明

次に、それぞれの誤用の言葉の詳細の説明をしていきます!

「とんでもございません」

この日常のいろいろな場面でよく耳にする「とんでもございません」は誤用であると言われています!

なぜかというと、「とんでもない」はそれで一つの形容詞であり、その一部である「ない」だけを変化させることは文法上は間違いだからです!

「とんでもございません」は、文法的には間違いですが、平成19年に文化審議会が発表した指針では、「とんでもございません」を使うことは問題がないとされました!

ただ、誤用であると思っている人も多い言葉ですのでできるだけ他の言い方にしたほうが無難かもしれません!

活用例・言い換え

とんでもございませんの言い換えとしては、「光栄です」や「恐縮です」、「とんでもないことでございます」などが良いでしょう!

【活用例】

A「Bさんよくやったね!僕から上の方に昇級してもらうように伝えておくよ!」

B「お褒めにあずかりまして、大変光栄です(恐縮です)。」

琴線に触れる

琴線に触れる」は「良いものや素晴らしいものに触れて感銘を受ける(与える)こと」という意味です!

怒りを買うこと」という意味での使用は誤用です!

活用例・言い換え

【活用例】

ピカソのゲルニカが私の琴線に触れた

敷居が高い

敷居が高い」は、「不義理や面目のないことがあって、その家に行きにくい」「高級だったり格が高かったりしてその家や店に入りにくい」という意味です!

一般的には「高級すぎて入りにくい」と言う意味は誤用であるとされていました!

2018年1月に発売された『広辞苑第七版』では「高級だったり格が高かったり思えて、その家・お店に入りにくい」という表現が付け加えられました!

俗説などの表記はないので、正式な用法として認められたということになります!

活用例・言い換え

【活用例】

このお店に入るには敷居が高い

二の舞を踏む

二の舞を踏む」というのは本来は誤用です!

正しくは「二の足を踏む」、もしくは「二の舞を演じる」です!

ただし国語辞典によっては「二の舞を踏む」と「二の舞を演じる」は同じ意味であるとして載せているものもありますので、一概に「誤用である」とは言い切れません

ですが、「二の足を踏む」「二の舞を演じる」であれば間違いなく正しい使い方ですので、混同しないためにも、こちらの方をぜひ覚えておくとよいと思います!

活用例・言い換え

【活用例】

1ヶ月間頑張ってきたのに前回のミスの二の舞を演じてしまった

→1ヶ月間頑張ってきたのに、前回のミスと同じミスをしてしまった

なし崩し(済し崩し)

なし崩し」は「借金を少しずつ返済すること」「物事を少しずつすましていくこと」という意味です。

2017年度の文化庁「国語に関する世論調査」では、「借金をなし崩しにする」の意味を「なかったことにする」だと思っている人が全体の65.6%でした!

また、「崩す」というイメージからか、「うやむやなまま曖昧になる」という意味で解釈されていることも多いです!

言葉は時代とともに変わっていくものですから、これから「なし崩し」の誤用の意味が正しい使い方になる日も来るのかもしれません!

活用例・言い換え

【活用例】

その問題点の解決をなし崩し的に行なっていく。

→その問題点の解決を少しずつ行なっていく。

「及第点」と「次第点」

及第点(きゅうだいてん)」は「試験などに合格するのに必要な点数」という意味の言葉です!

特に「合格ギリギリの点数」を表し、満点などの余裕で合格するような良い点数ではなくて、合格ラインギリギリの点数という意味です!

及第点」と同じような意味で「次第点」という言葉が使われているのを時々耳にします!

いかにもありそうな言葉ですが、「次第点」は間違いで、「次第点」は存在しない言葉なので気をつけましょう!

活用例・言い換え

【活用例】

期末テストでなんとか及第点を取った。

失笑

失笑は「思わず笑い出してしまうこと」、「こらえきれず吹き出して笑うこと」と言う意味です!

しかし、本来の意味ではない「笑いも出ないくらいあきれる」という意味で使っている人は60.4%にものぼるという結果でした!

本来の「失笑」は相手を見下して呆れる、呆れて笑うという意味ではなく、「思わず笑ってしまう」という意味なので気をつけましょう!

活用例・言い換え

【活用例】

緊迫した場面での異音に、失笑してしまった。

姑息

姑息は「一時の間に合わせ。その場逃れ」という意味です!

姑息を「卑怯」という意味で「姑息な手段で勝った」とか「あいつは姑息なやつだ」などと普段使っている人も多いと思いますが、これらは全て誤用です!

姑息その場しのぎということですから、本来は別に悪い意味ではありません!

活用例・言い換え

【活用例】

とにかく逃げたかったので、姑息な言い訳をしてその場を離れた。

「的を射る」と「的を得る」

的を射る」は「うまく要点をつかむ」という意味です!

「的を射る」ではなく、「的を得る」という言葉もよく聞きますが、これが誤用と言われていました!

もともと『三省堂国語辞典』で「的を得る」は誤用であり、正しくは「的を射る」であると記載されたことで、「的を得る」は誤用であるという説が広まりました

しかし、近年発売された『三省堂国語辞典第七版』では「的を得る」が誤用であるとしたことを撤回し、「的を得る」も正しい用法であるとされています!

活用例・言い換え

【活用例】

彼の意見は的を得(射)ている

御の字

御の字は「非常に結構なこと。十分満足できること」「最上のもの」という意味です!

一応満足できる」という意味で「御の字」を誤ったを理解している人が51.4%で、本来の「非常に満足」という意味で理解している人が38.5%でした!

満足ではないが、納得はできる」という意味ではなく、「とても満足」「非常にありがたい」「すばらしいと思う」というような意味の時に使うようにしましょう!

活用例・言い換え

【活用例】

このプロジェクトの進行度は御の字だ。

すべからく

すべからく」は「当然。なすべきこととして」という意味です!

しかし「すべからく」は「すべて、皆」と誤用されることがよくあります!

これは誤用なのですが、日本人の4割近くがこのように勘違いをして使っているそうです!

つい飛ばし読み、流し読みで誤解しがちですから気をつけていきましょう!

活用例・言い換え

【活用例】

人助けはすべからく行われるべきだ。

やぶさかではない(吝か)

やぶさかではない」は、「やってもよい」「どちらかといえばやりたい」「むしろやりたい」といったおおむね肯定的、積極的な意思を表す表現です!

あまりやりたくないがやってもいい」「いやだけれど仕方なくやる」というような意味ではありませんので注意しましょう!

活用例・言い換え

【活用例】

みんなが嫌がるトイレ掃除をすることは、やぶさかではない

破天荒

破天荒は「前人が成し得なかったことを行うこと」という意味です!

破天荒は一般的に「豪快」「大胆」「荒っぽい」といった意味で使われることが多い言葉ですが、こちらは誤用です!

本来の使い方は、今まで誰も成し得なかったことをした立派な人を評して使う言葉ということになります!

活用例・言い換え

【活用例】

個人戦206連勝した吉田沙保里さんは破天荒な人物だ。

したたか(強か)

したたかは漢字だと「強か」と書き、「強い」という意味で、褒め言葉とされていました!

ですが一般的には、ずる賢い、計算高い、図太い、媚びを売るなどネガティブなイメージを持っている人が多い言葉です!

なので、誰かを褒めたい場合、「したたかですね」というのは避けた方が良いかもしれませんね!

活用例・言い換え

【活用例】

彼女は女性初の大統領となった強かな人物だ。

佳境

佳境」は、「物語、演劇などが興味深い場面」という意味です!

一番面白い部分や、一番物語が盛り上がる部分ということで、一般的には「一番大変な部分」という意味でもよく使われています!

ネガティブな「忙しい」という意味で「佳境に入る」を使うのも誤りです!

また、単に最後の場面を迎えることを「佳境に入る」というのも間違いです!

近年ではこうした使い方が非常に多いため、補足として「ある状況が頂点にさしかかる」という意味でも使われることを記載している辞書もあります

認められつつある使い方ですが、これはもともとの意味にはない使い方であるということは知っておきましょう。

活用例・言い換え

【活用例】

物語の佳境にさしかかった。

杞憂

無用の心配」をすることを「杞憂」といいます!

杞憂のよくある誤用として、単に「心配」という意味で使っているというパターンがあります!

本当に問題がある時や、心配して当然の時に「杞憂」は使いません!

活用例・言い換え

【活用例】

ノストラダムスの大予言に怯えていたが、杞憂だった。

二つ返事

返事が「二つ」なので、一回で快諾せず、迷ってから二回目でしぶしぶOKしたというような印象を持っていた人もいるかもしれません!

二つ返事」は「すぐに快諾する」という意味です!

また、「一つ返事で引き受ける」などというのもよく聞く言い回しです!

「はいは一回!」というところから、返事が「二つ」というところに引っかかるものを感じて「返事は一つだろう」と考える人が多いです!

ですが「一つ返事」は「二つ返事」の誤用であり、「一つ返事」という言葉はありません!

活用例・言い換え

【活用例】

彼の要望を二つ返事で承諾した。

割愛

割愛を「省く」という意味で、「省略」とほとんど同じように使っている人も多いと思います!

しかし、「割愛」というのは、単に不要な部分をカットするという意味ではありません割愛は、その「愛」という字が表しているように、「必要だけれど惜しんでカットする」という意味です!

つまり、「この部分は重要ではないので、割愛させていただきます。」という使い方は正しい使い方ではないのです!

活用例・言い換え

【活用例】

お伝えしたかったのですが、お時間の都合で割愛いたします。

まとめ

普段、意識しないで使っている言葉の意味が間違っていることが多いことを知って驚きました!

かなり多いですよね!

ビジネスシーンなどで間違えないように覚えておきましょう!

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