日本の有名な古典文学一覧!【あらすじもあるよ】

こんにちは!

いぬやま(@inuyama_questions)です!

歴史や古文の授業で誰もが一度は耳にしたことのある超有名な古典文学作品。

名前は知っているけど作者や成立年、詳しい内容はよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事では、奈良時代〜鎌倉時代までの日本の古典文学を、概要やあらすじを交えて紹介していきます!

それでは見ていきましょう!

今回紹介する古典文学一覧

今回紹介する古典文学9選は以下のものです!

※()内は作者

  • 古事記(太安万侶ら)
  • 日本書紀(舎人親王ら)
  • 竹取物語(不詳)
  • 伊勢物語(不詳)
  • 土佐日記(紀貫之)
  • 落窪物語(不詳)
  • 源氏物語(紫式部)
  • 今昔物語(不詳)
  • 平家物語(不詳)

それぞれ見ていきましょう!

古事記(こじき)について

古事記は、日本最古の歴史書です。

天武天皇の命で太安万侶(おおのやすまろ)が編纂し、712年に元明天皇に献上されました。

イザナギやイザナミ、アマテラスなどが登場する上巻(神話の世界)・中巻(神武天皇〜応神天皇)・下巻(仁徳天皇〜推古天皇)の三つから成ります。

日本書紀(にほんしょき)について

日本書紀は、古事記と同じく天武天皇の命で約40年かけて舎人親王らによって編纂された日本初の正史です。(成立年720年)

国内に向けて書かれた古事記と違い、中国や朝鮮に向けた歴史書となっており、全文が漢文で書かれています。

天地の始まり(神代)から第41代持統天皇まで、国内外の史料などを広く用いながら、それぞれの天皇がおこなった事績が年代順に記載されています。

竹取物語(たけとりものがたり)について

作者不明竹取物語は平安時代初期に成立した日本最古の仮名物語です。

光り輝く竹の中から生まれたかぐや姫の成長と5人の貴公子の求婚、帝との文通、そしてかぐや姫の出生の秘密と別れ。

SF作品として捉えてもかなり面白い作品です。

伊勢物語(いせものがたり)について

伊勢物語作者不詳、平安時代初期に成立した歌物語です。

多くの女性を射止めてきた稀代のプレイボーイ・在原業平をモデルに、125段からなる恋のエピソードが和歌を交えて書かれています。

土佐日記(とさにっき)について

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。」の有名な一文で始まる土佐日記は、935年(承平5年)頃、紀貫之によって書かれました。

紀貫之が土佐国での任期を終え、故郷の平安京に帰るまでの55日間を、紀貫之に仕える女性の目線からという設定で、かな文字で日記風に記されています。

落窪物語(おちくぼものがたり)について

落窪物語は、作者不詳であり、成立年代は10世紀末頃です。

平安貴族の暮らしを描いた作品として高く評価されています。

皇族の血筋である実母と死別した落窪の君(主人公)が、継母や異母姉妹から虐げられる展開から和製シンデレラとも呼ばれています。

源氏物語(げんじものがたり)について

源氏物語紫式部によって1008年に成立した世界最古の長編大河小説です。

主人公・光源氏のラブストーリーを中心に、紫式部の目から見た平安時代の貴族社会の様子が500人にも及ぶ登場人物の心情とともに描かれています。

今昔物語集(こんじゃくものがたり)について

今昔物語は平安時代末期の1120年(元永3年)ごろに作られた日本最大の説話集です。

日本、インド、中国の説話が約1000話収録されており、すべて「今は昔」という書き出しで始まります。

平家物語(へいけものがたり)について

作者成立年ともに不明

平家物語は、武家貴族として台頭した平家の栄華と没落を描いた物語です。

平家の権力集中を恐れた後白河法皇やその息子・以仁王の命により、源頼朝らが挙兵。頼朝の弟・義経の活躍によりついに平家を討ち果たします。

その壮大な軍記物語は、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の冒頭文とともに、琵琶法師によって語り継がれ広まっていきました。

まとめ

有名古典文学の概要について見ていきました!

内容までは知らないものも多くあったので、非常に勉強になりました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA