近現代の文豪の作品まとめ!【9人の文豪の人物・作品紹介】

明治時代以降には、さまざまな文豪が活躍していました!

現在でも名が知られている文豪も多く、学校教育でも取り上げられることがあります!

そこで本記事では、近現代の文豪の紹介とその代表作について見ていきます!

志賀直哉について

志賀直哉(しがなおや)は、明治〜昭和にかけて活躍した文豪です!

白樺派を代表する小説家のひとりで、『小説の神様』とも呼ばれている人物です!

白樺派白樺というのは、志賀直哉武者小路実篤有島武郎らと創刊した雑誌のことです!

これらの功績から、1949年に文化勲章を受賞しています!

志賀直哉の代表作紹介とあらすじ

城の崎にて

城の崎にては、志賀直哉の実体験である電車事故がもととなっている作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

電車にはねられて怪我をした自分が、兵庫県の城崎温泉を訪れるところから始まる。

さまざまな動物の死に目に遭ったり、自分が投げた石によってイモリを殺めてしまったりを経験し、哀れみとともに生きているものへの淋しさを感じる。

その後、生と死について深く考えていく。

他にも、志賀直哉の代表作は、「暗夜行路」、「小僧の神様」などがあります!

志賀直哉の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

芥川龍之介について

芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)は、明治〜昭和にかけて活躍した文豪です!

純文学を書いた新人に与えられる文学賞である、芥川賞の名前の由来となった人物としても有名ですね!

新思潮派であり、短編小説を得意としていました!

35歳という若さで亡くなっていることもあり、かなり短命の文豪と言えます!

芥川龍之介の代表作紹介とあらすじ

は、今昔物語集宇治拾遺物語に収録されていた作品がもととなった作成です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

非常に長い鼻を持つことで嘲笑される僧侶が鼻を短くしようと試みる。

短くすることに成功するが、鼻が長かった頃よりもさらに嘲笑されることになる。

その後、僧侶はもとの長い鼻を求めるように。

他にも、芥川龍之介の代表作は、「羅生門」、「蜘蛛の糸」などがあります!

芥川龍之介の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

森鴎外について

森鴎外(もりおうがい)は、明治〜大正にかけて活躍した文豪です!

ドイツ軍医としての経験もあり、異色の経歴を持つひとりとして知られています!

森鴎外の代表作紹介とあらすじ

舞姫

舞姫は、森鴎外の実体験が題材となっています!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

ドイツに医学を学びに行く豊太郎が、エリスという舞姫に出会って人生が変わっていく。

他にも、森鴎外の代表作は、「うたかたの記」、「高瀬舟」などがあります!

森鴎外の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

島崎藤村について

島崎藤村(しまざきとうそん)は、明治〜昭和にかけて活躍した文豪です!

詩人としてはロマン主義小説家としては自然主義として知られています!

また、藤村の生家跡には、藤村記念館が建てられています!

島崎藤村の代表作紹介とあらすじ

破戒

破戒は、自然主義の代表的な作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

父の戒めで身分が低いことを隠している丑松が、秘密を抱え、苦悩しながら生きていく

他にも、島崎藤村の代表作は、「若菜集」、「」などがあります!

島崎藤村の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

夏目漱石について

夏目漱石(なつめそうせき)は、明治~大正で活躍した文豪です!

余裕派(高踏派)の代表的な作家の1人です!

また、旧千円札の肖像にもなっていたので、知っている方は多いと思います!

夏目漱石の代表作紹介とあらすじ

吾輩は猫である

吾輩は猫であるは、「吾輩な猫である。名前はまだ無い。」と言った、超有名フレーズから始まる作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

一人称を吾輩と呼ぶ変わった猫が、人間生活に憧れを抱いてさまざまな展開を起こしていく。

他にも、夏目漱石の代表作は、「坊ちゃん」、「草枕」などがあります!

夏目漱石の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

宮沢賢治について

宮沢賢治(みやざわけんじ)は、明治〜昭和にかけて活躍した文豪です!

意外にも、生前はあまり有名ではなくほとんど知られていなかったそうです!

代表作には「銀河鉄道の夜」があり、学校や家庭で孤独を感じていたジョバンニと、そんな彼に優しく接してくれるカムパネルラの非日常的な体験を描いた作品です。

宮沢賢治の代表作紹介とあらすじ

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜は、妹のとしとの死別後に作られた作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

学校や家庭で孤独を感じていたジョバンニと、そんな彼に優しく接してくれるカムパネルラの非日常的な体験を描いた作品。

他にも、宮沢賢治の代表作は、「注文の多い料理店」、「オツベルと象」などがあります!

宮沢賢治の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

川端康成について

川端康成(かわばたやすなり)は、大正〜昭和にかけて活躍した文豪です!

日本人初となるノーベル文学賞」を受賞したことでも有名です!

1972年(昭和47年)まで小説家として執筆活動を通し、「奇術師」の異名を持っていました!

川端康成の代表作紹介とあらすじ

伊豆の踊り子

伊豆の踊り子は、自身が19歳のころに伊豆の旅を体験した内容が描かれている作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

主人公である20歳の「私」は、息苦しい憂鬱に耐えることができずに伊豆へと1人旅に出た。

そんな中、旅の道中に1人の踊子に惹かれ、天城峠のトンネルから下田まで一緒に旅をしていく。

他にも、川端康成の代表作は、「雪国」、「浅草紅団」などがあります!

川端康成の生い立ちと、代表作については以下をチェック!

国木田独歩について

国木田独歩(くにきだどっぽ)は、明治時代に活躍した文豪のひとりです!

新聞記者として有名になったあと、小説家として知られるようになりました!

ロマン主義の作家としても知られますが、は自然主義に多大な影響を及ぼした人物とも言えます!

国木田独歩の代表作紹介とあらすじ

武蔵野

武蔵野は、のちの自然主義に多大な影響を及ぼした作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

主人公が武蔵野の街をあらゆる視点から観察する詩趣的な作品。

他にも、国木田独歩の代表作は、「牛肉と馬鈴薯(じゃがいも)」、「運命論者」などがあります!

武者小路実篤について

武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)は、明治〜昭和にかけて活躍した文豪です。

画家としても活動しており、さまざまな美術作品も著作も手掛けていました!

志賀直哉とともに、雑誌「白樺」を創刊した人物であり、白樺派を代表する作家の1人です!

武者小路実篤の代表作紹介とあらすじ

友情

友情は、新聞社の連載として書き始められた作品です!

あらすじは以下の通りです!

あらすじ

野島と大宮が杉子を取り合う三角関係における、失恋や片思いを描いた作品。

他にも、武者小路実篤の代表作は、「愛と死」、「真理先生」などがあります!

まとめ

明治、大正時代の文豪の紹介とその代表作について紹介しました!

どれも名作ばかりで、現在でも広く知られている方たちばかりですよね!

興味がある方は、ぜひこれらの作品を見てみてはいかがでしょうか?

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